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今週末はミュンヘン郊外のBlutenburgというお城でオペラの野外公演があります。
普段は室内で公演しているヴェルディのルイーザ・ミラーの引っ越し公演です。

野外での上演に合わせて、演出の細かい部分を変える必要があり、昨日は久しぶりに稽古がありました。

自然に囲まれた美しいお城の中庭に設営された舞台は開放感があり、また、壁に囲まれているせいか響きも悪くなく、土曜からの公演が楽しみです。
ただし、雨が降ったらいつものホールで室内での公演になります。
昨日のリハーサル中にも天気雨が突然降り始めたので不安。
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いい天気になりますように。
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先週の11日から今週の16日まで日本にいました。
久喜市で行われた音楽の集「ナスカ」さんのカルミナブラーナの演奏会でソロを歌わせていただきました。
本当はもっと早く日本に帰りたかったのですが、10日に中世高地ドイツ語の最後の試験があり、どうしてもドイツにいなければなりませんでした。10日に試験を終えて、その足でフランクフルトの空港へ。

カルミナ・ブラーナのソロを歌うのは今回が初めてで、このソロはバリトンにとってかなり高かったり声色を変えなきゃいけなかったり裏声を使う必要があったりと大変な曲なので、意気込んで練習しました。
気合いを入れて打ち込んだ甲斐があり、しっかりと演奏出来たような気がしてホッとしています。

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指揮の酒井良一先生が率いる合唱団の皆さんとご一緒させていただくのはかれこれ4回目。こうして何度も声をかけてくださる酒井先生には本当に感謝です。
合唱団、オーケストラ、そして酒井先生と一緒に演奏を重ねるうちに育ってきたものがあるのを感じます。
心地よい安心感と緊張感のなかで本番を迎えることが出来ました。

今回の演奏会はダンスが入る完全版のカルミナで、字幕も入り、また演奏の合間には酒井先生の面白トークも挟まれて、お客さんにとても喜んでいただける演奏会だったと思います。
素敵な企画に参加することが出来て幸せでした。

9月9日の日曜日には同じプログラムが川越で演奏されます。
その時に向けて、合唱団の皆さんの更なる成長を楽しみに、自分自身ももっといい歌が歌えるよう、練習に励みたいと思います。

17日にドイツに帰ってきて、19日と20日にミュンヘンでルイーザ・ミラーの本番を乗り切ることが出来ました。
今やっとヴュルツブルクの自宅に帰ってきて安心してブログを書いています。

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日本からとんぼ返りして数日後。
6月22日にミュンヘンでオペラの初日を迎えました。
ヴェルディ作曲、ルイーザ・ミラーのミラーを歌いました。

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娘を失う悲しい父親の役です。

ヴェルディのオペラの大きな役を全幕歌うのは初めてのことで、これが僕のヴェルディ・デビューです。
ヴェルディのバリトン役というのは、モーツァルトのそれに比べ声に力強さとドラマチックな音色が求められ、特にヨーロッパでは、声が十分に成長するまでは無理をして歌ってはならないとされています。
今回の初挑戦でこの役をなんとか歌いきることが出来たことは大きな成長のあかしだと思っています。

今日までに八月までの全18公演のうち5公演を終えて、うまく行かなかった点を修正する中で、声楽的にも演劇的にもいろいろなものを得ていることを実感しています。時には3日連続公演という週末もあり、厳しい環境の中でこれからどんな発見、発展が続いていくのか楽しみでなりません。

新聞の批評でも歌と演技が褒められていて安心しました。

二人の素晴らしい歌手のミラーを参考まで。






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先週の金曜日から今週の月曜日まで四日間ほど日本におりました。
出身地伊那市でブラームスのドイツ・レクイエムのソロを歌うためです。

本当はもっと余裕をもって日本滞在を楽しみたかったのですが、ミュンヘンで明日木曜日オペラの初日に出演するため、こんなギリギリの日程になってしまい本当に残念です。
ただ、苦労をして帰った甲斐があった素晴らしい演奏会になりました。

ドイツ・レクイエムという曲は合唱にとってもオーケストラにもものすごく難しい曲なので、伊那谷の合唱団とオーケストラの準備がどんな状態か、不安な気持ちで土曜日の初めての練習に向かいました。
まったくの杞憂でした。
アマチュア離れした素晴らしい演奏だったと思います。
伊那谷の音楽文化のレベルの高さに誇らしい気持ちです。

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写真は指揮の横山奏さん、ソプラノソロの牧野元美さんと。

今回はお二人をはじめ、多くの音楽家、音楽愛好家の方たちと音楽談義に花を咲かせたことも楽しい思い出です。
また、考えてみるとドイツに越して以来この季節に日本に帰っていたことがなく、久しぶりの初夏の日本の自然の力強さ、緑の美しさに圧倒されました。

身体的にはハードスケジュールでクタクタになりましたが、精神的にはいい充電になりました。
呼んでいただけたことに感謝です。
更新が滞っていた一か月半の間にありがたいことにたくさんの演奏機会がありました。
ほとんど毎週末新しい曲目での本番があり、嬉しいことながら少し追い詰められながら過ごしていた日々でした。

4月22日日曜日
オペラガラ・コンサート in Gartenreich Wörlitz

ザクセン地方のヴェルリッツという町にはあまり知られていませんが庭園王国という世界遺産があります。
(素晴らしく美しい場所で、入場料もなく一日のんびりと散策して過ごせるのでとってもおすすめです)
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その庭園の一角にある小さな劇場でオペラガラコンサートに出演しました。

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ベルリン・ドイツ・オペラで長年指揮をされているケヴィン・マカッチェンさんのオペラを知り尽くした素晴らしいピアノに支えられて、ボエームの二重唱やセビリアの理髪師のアリア「私は町の何でも屋」などを歌わせていただきました。

新聞に批評が載っています。
https://www.mz-web.de/landkreis-wittenberg/eichenkranz-musikfest-produktion-aus-mallorca-ist-vor-allem-heiter-30065198

「トオル・イグチは豊かな声だけでなくコメディアンとしての才能でも輝きをみせた」
とあります。大きな写真も載っているのでよかったら見てみてください。

4月29日日曜日
モーツァルト&サリエリ in Burg Schaubeck

次の週にはシュトゥットガルト近郊のシラーが生まれた町、Marbach am Neckerで、シャウベック城というお城を中心とした室内楽フェスティヴァルに出演しました。
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僕が構成した「モーツァルト&サリエリ」の再演です。

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このコンサートは4回目の公演になりますが、実はこのプログラムは毎回出演者や演奏場所などの変化に合わせて毎回作り直しています。今回の演奏会では、全く初めて歌うアリアが二曲あり、また自分でドイツ語のMCも担当したので大変な苦労でした。
プログラムを作った過去の自分を呪いました。
お客さんとの距離が近い演奏会だったので、楽しんで聴いてくださる皆さんの反応に苦労が報われた思いがしました。

この次の週にはミュンヘンでオペラの稽古が始まったり、週末には久しぶりに教会合唱団の指揮のお仕事があり緊張する日々が続きました。

5月20日日曜日
モーツァルト&サリエリ in Gartenreich Wörlitz
少し前の日曜日には再び世界遺産の中で歌う機会をいただきました。
ヴェルリッツの皆さんに前回のオペラ・ガラコンサートが気に入っていただけたのか、前回を上回る満員売り切れの会場に胸があつくなりました。
今回は歌手4人による豪華版の「モーツァルト&サリエリ」でした。直前に出演者の変更があり、プログラムの手直しなどが必要となりましたが、その甲斐あって今までの公演の中でも一、二を争う良いものになったような気がします。

新聞批評

僕が昨年の初演時に書いた文章が引用されていて嬉しくなりました。

5月26日土曜日
スペイン・バロック in Augsburg, Goldener Saal

そして最も苦労させられたのが先週末の演奏会「スペインのバロック音楽」です。
正直に言うと、僕は特にスペインのバロック音楽の専門家というわけではありません。
それどころか今までこのジャンルに触れたことはいっさいありませんでした。
スペイン語もごく初歩の文法をかじった程度です。
そんな状態でしたが、一年ほど前に依頼を受け、この演奏会の曲目を僕が決定することになりました。
まったくのゼロに近い状態から、情報を集め、数えきれないほどの楽譜を収集し、コンセプトやバランスなどを考慮して一つのプログラムを構成するのは簡単ではありませんでしたが、それだけにやりがいのある素晴らしい日々でした。

今回の演奏会はアウグスブルクの最も有名な観光地であろう「黄金の間」で行われました。
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視覚的にもバロック音楽にぴったりの場所だったのですが、音響的にも非常に歌いやすく、この場所で歌うことが出来たのは大きな喜びでした。
また、共演者にも恵まれました。バロック音楽の世界の第一線で活躍されているガンバ奏者のヤコブ・ラッティンガー、リュート奏者のトルステン・ブライヒ、元ウィーン国立歌劇場専属でバイロイト音楽祭に出演されているソプラノ歌手のアレクサンドラ・シュタイナーなど、信じられないぐらいの豪華メンバーに囲まれ、幸せ度がさらに増しました。また、そんなメンバーのなかで確かにやっていけている自分の成長に大きな自信を感じた時間でもありました。