ご無沙汰しております。
今10日間だけ日本に帰ってきています。

P5122588.jpg

日曜日に宗研合唱団のマタイ受難曲でバスソロを歌わせていただきます。
声楽を初めて間もないころ、岡谷の吉江忠男先生が指揮をしつつソロを歌われた演奏会を聴いたのがまだ高校生の頃で14、5年前になります。特に先生の歌った中で印象深かったMache dich, mein Herze, reinのアリアを今回歌わせていただくこともあり、あの頃の初めての本格的宗教曲体験の厳粛な気持ちを思い出します。まあ当時はまだマタイ慣れしていなかったので後半ちょっと寝てしまいましたが(´・_・`) 今はマタイを聴いたらアドレナリン出まくりで寝るのは不可能なので、そんな意味でも自分の成長?に驚かされます。

今回マタイを歌うにあたり、先日ヴュルツブルクの歌劇場でミュージカル「ジーザスクライスト・スーパースター」を見たことになんとなく影響を受けているかもしれません。
というのも、このミュージカルでは裏切り者ユダが非常に重要な役どころなんですね。今回のマタイでは大祭司役に加え、4つあるユダのセリフを担当します。少ないセリフですけど、あのミュージカルのユダのことを考えるといままで以上に一言一言の重みを感じずにはいられないですね。

あ、そうそう。ドイツ人に、「5月に日本でマタイを歌うんだ」といったらかなり不審がられました。キリスト教圏では受難曲はイースター前の季節もので、季節はずれの演奏会が無いとは言いませんが、わざわざイースターが終わってすぐのタイミングで受難曲を演奏するのがとても変な感じがするようです。
時期のことだけに限らず、日本で、そして非キリスト教圏の人間が歌うマタイというのは無意識のうちに新たな切り口を提示することが出来るわけで、その点でも演奏する意義がますます大きいと思います。

本当はもっとゆっくり日本で過ごして色んな人に会いたかったのですが、ミュンヘンでオペラの稽古がありギリギリの帰国、そして演奏会後即その夜の飛行機でドイツに発つという強硬スケジュールになってしまいました。
と、こう書くと多忙な売れっ子みたいですが実際にはそうでもありません。

スポンサーサイト
_20170220_140609.jpg

遅ればせながら昨年末のコンサートのご報告。
12月30日にローゼンハイム近郊の町で行われたコンサートです。
地元のアマチュアの方たちが集まっての教会年越しコンサートの特別ゲストという形でしたが、僕のソロコンサートででもあるような素敵なチラシを作ってくださり、とっても嬉しくなりました。
せっかくなので一枚持ち帰ってきて自分の部屋に飾ってあります。
これで声楽レッスンに来た生徒に僕の演奏家としての優秀さをアピール出来る…!

Rosenheim.jpg

あまり大きくありませんがとても美しい教会でした。
やっぱり教会で歌うのは、音響も雰囲気も演奏家を大きく助けてくれるので最高に気持ちがいいです。
こういうコンサートだとお客さんもとても温かく聴いてくれますしね。

これから今年の秋の音楽祭の打ち合わせでスペインのマヨルカ島に飛びます。
たくさんの新しい出会いがありそうでとてもワクワクしています。

遅くなりましたが今年もよろしくお願いします。
久々の更新。

明後日にミュンヘン近郊のRosenheimという町で出演する教会のジルヴェスターコンサートが記事になりました。
ミュンヘン近郊で大部数が発行されているApplausとHighlightという二つのカルチャー雑誌です。

15740919_1335814793147374_3182314854785842262_n.jpg

15727333_1335814789814041_6063178288431893065_n.jpg

15726610_1335814779814042_8468068547937053332_n.jpg

色々な人との出会いの結果美しい教会でのコンサートで歌させていただけることになり、またこんな風に大体的に宣伝していただけて、素晴らしい縁に感謝するばかりです。
僕はメサイアのアリアやバッハのクリスマスオラトリオのアリアなどを歌させていただくのですが、なんとなく今までの人生での大事な場面を思い出すような曲が多く、自分の成長を感じながら感慨深く練習しています。

ブログの空白期間には長年の音楽仲間、オルガニストの大平健介と久しぶりに二人でコンサートをやらせていただきました。
Leipzigから車で一時間のものすごく小さな村の可愛い教会での本番で、こんなことでもなければこの町にくることは一生なかっただろうなあと思いながら練習。
IMG-20161101-WA0011.jpg
演奏会当日は突然のオルガンの故障で使えない鍵盤をさけての演奏会となってしまい、かなりプログラムを削減しなければなりませんでしたが、かわりに量を増やした日本歌曲withオルガンがとっても好評でした。「次はフルのプログラムで!」ということでもう一度呼んでいただける理由が出来たのでかえってよかったのかもなどと思っています。
IMG_280816_123701.jpg

八月は二週間ドイツの声楽講習会を受けに行っていました。
ワインで有名な地域の有志の方たちが運営しているこの講習会。
とても内容が濃いのに参加費が高くなく、またホストファミリーが無償で泊まるところと食事を提供してくれます。
こんなに素晴らしい講習会はほかにみたことがありません。
僕の泊めていただいたお家では、庭に遊泳用の池があり、一緒に泊まっていたコロンビア人のソプラノと時間のあるときに泳がせてもらいました。

修了演奏会では残念ながらほしかった賞をもらうことが出来なかったのですが、審査員の講評はこれまでになかったぐらいによく、手ごたえを感じることができました。

IMG_270816_151918.jpg

修了演奏会の次の日には、参加者全員であるRheinVokalという音楽祭に招待され、オペラガラコンサートを歌ってきました。
この演奏会のギャランティにより、なんと講習会の参加費が実質タダということになりました。
ミラクルです。

9月にはもうひとつ大きなコンクールが控えているので、講習会から帰ってきてからも学んだことを確かめつつ集中して勉強しています。