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今月15日にはヴュルツブルクで現代作曲家の歌曲作品のための音楽祭「新しい歌曲」に出演しました。
クラウス・キューンルとモーリッツ・エッゲルトの作品を演奏しました。

こちらが新聞の批評です。 僕の写真が大きく使われています。
新聞記事

(キューンルの歌曲集「井戸の底から」は)作品の抒情的で内省的なキャラクターがバリトンのトオル・イグチによって緊密かつ詩的に表現された。
(中略)
モーリッツ・エッゲルトの音楽言語はそれに対して、はじめは無害で伝統的に感じられるが、やがて際立った官能的放埓、形式と思想の万華鏡へと進んでいく。このことはトオル・イグチが三曲の中で適切に際立たせていた。

とあります。
キューンルさんは当日も演奏会にいらしていたのですが、熱烈なお褒めの言葉をいただき感激しました。
この音楽祭を通して素晴らしい作品に出会えたことに感謝です。
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マヨルカ音楽祭ではオペラガラコンサートの他に歌曲の演奏会と宗教曲の演奏会に出演しました。

歌曲の演奏会はゲロルト・フーバーさんという世界的なピアニストにアネ・カトリン・ハインツマンという素晴らしい、
やはり有名なフルーティストと共演させていただきました。
バリトンとピアノとフルートという組み合わせのために書かれた曲を探すのは簡単ではありませんでしたが、いくつか面白い曲を発見出来ました。
その中の一曲を紹介します。



フランツ・ラッハナーという人の「教会墓地の舞踏会」という作品です。
死神が月夜に乙女のもとを訪れ、笛を吹きながら教会墓地で行われる死の舞踏会に誘うという曲です。



宗教曲の演奏会ではこの美しい教会でロッシーニの「小荘厳ミサ」のソロを歌いました。
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ロッシーニというと愉快なオペラ作品群が有名ですが、このミサ曲も大オペラ作曲家らしい歌いたくなる旋律があふれた傑作です。

日本でこの曲のソロを二回ほど歌ったことがあり、その時のことを懐かしく思い出しました。
10月の13日にはマヨルカ音楽祭でオペラガラコンサートに出演しました。

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巨大ポスター!

いつもながら錚々たるメンバーに囲まれて幸せな時間でした。
年も近いのにスカラ座などで歌っているソプラノのテレーザ・ダックスさんには特に刺激を受けました。

マヨルカの音楽会としては珍しく演奏会の批評が新聞に載りました。

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僕について特に何行か書いてくれています。スペイン語なので100%は理解できないのですが。
4人のソリストの声がよかったこと。それからトオル・イグチが演劇的表現力の豊かさで大きな拍手をもらっていたこと、などがかかれていると思います。



映像はあまりよく無いのですが、当日の録画から
「セビリアの理髪師」からフィガロのアリアです。

お久しぶりです。
ただいま演奏会のためスペインのマヨルカ島に滞在中です。
ですが、とりあえず過去の演奏会の報告を(^^;
10月の5日にヴュルツブルクで貴重な体験をさせていただきました。

Plakat Weg und Wegweiser

日本学の権威でパリ大学などの教授を歴任されたハルトムート・ロータームントさんの新刊本の発売記念朗読会で、日本歌曲等計14曲を演奏しました。

「道と道しるべ」と題されたこの本は、主に江戸時代の道徳教育的な説話や短歌を集めて解説した本です。
その中からロータームントさんが選び朗読した「親孝行」、「夫婦生活」、「旅の心得」といったテーマの短い文章に合った日本歌曲を探して歌わせていただきました。
この選曲作業が思ったより難しく、しかもテーマに合った曲はほとんどが今まで歌ったことのない曲だったので、譜読みも本当に大変でした。
本番ではその甲斐あって、文章と音楽がいい化学反応をみせて最初から最後まで楽しめる会になったのではないかと思います。

今回は日本人の演奏家に出演してほしいというリクエストがあり。津山治香さんという、ヴュルツブルク音大で講師として活躍されている素晴らしいピアニストに共演をお願いしました。おかげで安心して歌うことが出来ました。久しぶりに日本語でピアニストと合わせをしてなんだか新鮮な気持ちがしました。

この演奏会のための勉強を通して多くの名作歌曲に知り合えたことも収穫でした。

とくに気に入ったのが平井康三郎の酒の歌という四曲からなら歌曲集なのですが…残念ながら紹介できる録音が見つかりませんでした。いつか日本で演奏したいと思います。





遅ればせながら近況報告を(^^;)

8月はミュンヘンのオペラの千秋楽や、その後プファルツ地方での2週間のマスタークラスなどがあり、また合間にドイツ語で論文を書かなければいけなかったこともあり、かなり忙しくしていました。

そして9月。
川越で「音楽の集 ナスカ」さんのカルミナ・ブラーナの演奏会でソロを歌うため日本に帰ってきています。
ありがたいことに今年三度目となる日本での演奏会。
三度とも帰国してあまり日をおかずに本番を迎える形になりましたが、その甲斐あってなんとなく体がそのリズムになれてきたような気がします。
時差ボケを感じることなくいい形でコンディションを整えることができました。

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ウェスタ川越の比較的新しいホールはとても響きがよく、その音響のおかげもあって力まずに歌うことが出来たような気がします。

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指揮の酒井先生の温かいご指導のもと、合唱の皆さんが柔らかい響きで気持ちよく歌ってらしたのが印象的で、その心地よい響きに僕も助けられました。
共演したソプラノの山中さんは僕が院の3年のときソロを歌った芸大メサイアに学部1年で乗ってらしたそうです。
時の流れの速さに冷や汗をかきました。
山中さんの安定感のある素晴らしい歌唱には大きな刺激を受けました。

酒井先生のご指示で曲中酔っぱらいの演技をしましたが、合唱団の方によるとリハーサルの時の方が面白かったそうです。
悔しい!

今回は本番のあと1週間ほど故郷の長野県でゆっくり過ごすことが出来ました。
明日ドイツに帰ります。
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