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合唱団のマネージメントの仕事でマンチェスターに行ってきました。

Covid-19の影響でヨーロッパでもイベントは軒並み開催中止か延期。僕もとりあえずヴェローナでソロを歌う予定だった演奏会が無くなってしまいました。

ただ幸いだったのは、昨年12月から、ドレスデン室内合唱団という合唱団のマネージメントの仕事を始めていたことです。
ドレスデン室内合唱団はドイツ合唱界を代表する指揮者であるハンス・クリストフ・ラーデマンが率い、シュッツ全曲集など数々の録音を世に送り出している伝統と実力ある合唱団です。そのプロジェクトマネージメントの責任者としての仕事は非常に刺激的です。多くの素晴らしい指揮者、演奏家、オーケストラやホールの方々と連絡を密にとりながらの仕事で、音楽家としてもひたすら勉強になる日々を過ごしています。また固定給があるので、こんな状況では経済的にも大きな助けになっています。ドイツ語と英語での面接を乗り越えた甲斐がありました。12月からは長く住んだヴュルツブルクの住居を引き払い、ドレスデンの美しい町なかに少し広めの部屋を借りて住んでいます。

3月頭には、ヨーロッパでの感染が広がる前の滑り込みセーフでBBCフィルハーモニックとのマンチェスターでの演奏会を開催することが出来ました。
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大好きなドラマ「高慢と偏見」のあのBBCですよ。興奮しました。
マンチェスターはモダンな建物と伝統的な建物が隣り合う不思議な町でした。
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残念ながらCovid-19の影響は僕個人の演奏会だけでなく合唱団の演奏会にも及んでいて、今後更にキャンセルが増えていきそうな状況です。自分の歌も合唱団の仕事も、今は状況が改善することを願って4月後半以降の演奏会に向けて準備していこうと思っています。

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