fc2ブログ
前回の更新からいつのまにか三か月が経過してしまいました。
とにかくコロナ、コロナで大変な三か月間でした。

ドイツでは11月の頭ぐらいから Lockdown light が始まり、演奏会は禁止になりました。
そのため、マネージメントしているドレスデン室内合唱団も11月の演奏会を急遽キャンセルせざるを得ませんでした。

そんな状況でしたが、12月以降に予定されていた合唱団の演奏活動については、政府の方針に忠実に従いながら演奏を実現するためのなんらかの代替案をを探るというのが我々合唱団事務局の方針でした。感染対策が重要なのは言うまでもありませんが、対策がある程度可能な状況においては、聴衆、公的あるいは私的な支援者、そして音楽家や裏方に対する様々な社会的責任というものがあるので。

12月はそんなわけで予定されていたクリスマス演奏会をストリーミングコンサートとして実施することに決まりました。

ストリーミングコンサートのリハーサルでは、一日おきに全参加者の抗体検査、演奏者同士の間隔の徹底、二酸化炭素濃度測定器を用いての定期的な換気などを導入しました。これらの措置の現場責任者が私だったので、対策立案期間を含め大変胃が痛い日々でした。

が、残念ながら収録日の前日に合唱団の一人が熱を出し、即日行われたその人のPCR検査の結果はコロナ陽性。
残念ながらプロジェクトはその時点で中止となり、全関係者が濃厚接触者として14日間の自宅待機に突入しました。

幸いなことに、プロジェクトの参加者の中で更なるコロナ陽性者は現れず。我々の厳しい感染対策が実を結んだ形なので、複雑な喜びがありました。しっかりと対策すれば合唱は感染拡大を避けながら実現可能ということです。
まあ、今回のように関係者の内の一人でも外で感染してしまえばそれでプロジェクトが終わってしまうということを考えると、そのリスクを敢えて冒すことに経営上の妥当性があるか難しいところですが…。

日本ではどうか知りませんが、ドイツでは濃厚接触者としての自宅待機でも働ける体調ならリモートで働く義務があるので、14日間の自宅待機もまあそれほど暇ではなく、比較的速やかに終わった印象です。
突然の自宅待機で食料品の備蓄がなかったので近所のあらゆる食料品宅配サービスを利用し尽くしました。

ちょうど予定されていた収録日の翌々日から、ドイツは本格的なロックダウンに突入しています。本来ならクリスマスムードが華やかな12月ですが、町から人通りは消え、寂しい光景が広がっています。

ドイツ人の友達と電話やメールでやりとりする最後の締めの言葉は大抵、「とにかく健康でいようね」ということです。これは単純にコロナにかからないこともそうですが、気持ちが落ち込まないようにしよう、ということも含んでいます。

今は年末休暇中なので、ネットフリックスと読書と語学三昧で楽しい日々を過ごしています。肉体的にも精神的にも健康そのものです。