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イタリアでの厳しいプロジェクトを無事終えたご褒美に、一週間休暇をとりました。

ドイツ人がバカンスというといくつか典型的な行先があって、それはマヨルカ島、北海、バルト海、ボーデン湖、アルプス等です。
日本で言うとハワイ、沖縄、鎌倉、熱海、箱根、みたいなもんです。
今回私が選んだのはバルト海沿岸部。状況をみてドイツ国外は避け、それでも海が見たかったので、今まで行ったことのなかったバルト海に決めました。
今回パートナーと北海にする?それともバルト海?なんて会話をしていて、行動がいよいよドイツ化してきたな、としみじみ感じました。
次の休み熱海か箱根でちょっとのんびりしたいね。なんて話を日本の首都圏の人間がしてるような感覚です。

折よくドイツではコロナの状況が落ち着いてきて、旅行先に検討していたバルト海沿岸の州で、ちょうど私の休暇期間の数日前から観光旅行受け入れ停止措置が解除されることが直前に決まりました。
そんなわけで普通なら空いていないような人気のペンションが予約でき、町や海岸もガラガラだったのは本当に幸運でした。
Kühlungborn
普段と違って人がいないKühlungsbornの海岸。


宿をとったのはWismarという中規模の港町です。
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Wismar 2

宿をとった当時はチェックイン時に抗原検査の陰性証明を提示する義務があり、町に着いてから受けた無料の抗原検査では結果まで少しドキドキしました。陽性が出たらその場でバカンス終了、なばかりか、自費で宿を確保しての14日間の隔離ですから。

幸い結果は陰性。Wismarの近くには多くの美しい海岸があり、またシュヴェリーンやリューベックなどの都市も電車で1時間から1時間半程度の距離だったので、Wismarを拠点に近場を訪ねる感じでした。

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リューベックの小道。リューベックにはいたるところに、かがまないと通れないような抜け道の先にあるこんな小さな通りがあります。

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リューベックの有名なホルステン門。
リューベックは数年前に劇場のオーディションのために訪れたことがあったのですが、やっぱりただ観光のために来るとよりリラックスして楽しめました。

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シュヴェリーンはまったくのノーマークでたまたま近くにあったから行ってみたのですが、観光地としての優秀さに驚かされました。
旧市街は古い建物がしっかり残されているし、整った街並みに気分が上がる。
そして何より、この湖のなかに建てられたお城。どの角度から見ても美しいし、庭園にも目を楽しませる色々な趣向がこらされています。自然の海岸洞穴風通路、小島に向けてかけられた橋など、一つ一つの要素に遊園地のアトラクションのようなワクワク感を感じました。

幸い天気に恵まれ、町を散策した以外の日は色々な砂浜に行って、気分によっては何時間も寝転がって読書したり、砂浜から砂浜へプチハイキングと洒落込んだりして過ごしました。

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Wismarの近くの砂浜。

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Kühlungsbornの隣、Heiligendammの砂浜と砂浜沿いの瀟洒な建物。

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KühnlungsbornとHeiligendammには蒸気機関車に乗って行きました。往復約1時間半、途中下車乗車も自由で乗車賃15ユーロ。2000円ぐらいですね。安いと感じました。

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Wismarからバスで30分ほどで行けるペール島の海岸。

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海沿いの道は歩くのに最高でした。

肉体的、精神的疲れからしっかり回復したいい休暇になりました。



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