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先月2月はミュンヘンの室内歌劇場Pasinger fabrikにてロッシーニのラ・チェネレントラ(シンデレラ)の再演に出ずっぱりでした。
2月25日の千秋楽までの間、夏に19公演、冬に14公演の計33公演を風邪を引くこともなく、無事歌いきることができました。

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新聞に宣伝が載りました!一番右が僕です。

ぼくが歌ったダンディーニという役は歌うところがものすごく多い上に難しい箇所が多く、また役としても笑いをとれる場面が多い非常においしい役です。
その役を時には4日連続といったハードスケジュールで、小さいとはいえオーケストラとともに、これだけの回数を歌うというのは本当に本当に勉強になりました。日本でのオペラのプロジェクトとどんなに長い準備があっても、多くて一つのキャストで3公演というところではないでしょうか。しかも本番のホールで稽古が出来るのは初日当日のみといったこともざらです。こんな風に、本番の小屋で一か月も稽古をして、さらに何度も何度も公演を重ねるというのは、全くもってヨーロッパならではではないかと思います。
こうして回数を負うごとに、作品が血肉となって体に入ってくるのはもちろんですし、また毎回の公演ごとに声楽的にも演劇的にも新しい工夫や発見をする機会があり、そしてそれをまた次の公演に生かすという正の連鎖が素晴らしいです。もちろん少ない回数に集中する環境もまた違った形で歌手のレベルを高めてくれるとは思いますが、日本にもこういったオペラ公演の形があったら素敵だろうなと思います。

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長い期間苦楽をともにした王子役のテノール、ジャンカルロと

今年の夏には同じ劇場でヴェルディの「ルイザ・ミラー」のミラー役を歌わせていただく予定です。
いまから楽しみでなりません。


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