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すっかり間が空いてしまいました。
府中での素晴らしいロ短調に出演させていただき幸せな時間を過ごしたあと、少しだけ日本国内を旅行し、今はドイツでの生活がやっと落ち着いてきたところです。
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ドイツに帰ってきてすぐに、新しいプロフィール写真の撮影がありました。
いままでのものが少し威圧的すぎた感があったので、自然な感じを目指しました。
どれを主に使っていくかまだ決めかねているところです。

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今週末はニュルンベルクとリヒテンシュタインでオーディションがあります。
久しぶりのオーディションですので、自分の成長を自分に示すことが最大の目標です。
先週は一週間シュトゥットガルトで「バッハアカデミー」という声楽マスタークラスに参加してきました。
きつかった!
13日の日曜日の礼拝のテレビ収録に参加後、このアカデミーのオーディションを受けるため急いでそのままシュトゥットガルトに移動。
男声の指導者はリート・オラトリオ歌手として一時代を築いたオラフ・ベーアさん。また並行開催されていた指揮のマスタークラスを担当していた指揮者のハンス=クリストフ・ラーデマンからも音楽面で指導を受けました。

今回の課題曲はずばり「ロ短調ミサ曲」。
今週末日本で歌わせていただくこの曲の演奏をより進化させることが参加の目的です。

オラフ・ベーアさんには今回特に発声の面で様々な新しいアイデアをいただくことができ、いくつも大きな発見がありました。
常に聴講者やほかの受講生の前で歌い、公に批評され、厳しく自分と向き合う苦しみは相当のものですが、一日一日と自分が進化していく実感はその過酷さを忘れさせてくれました。
指揮の講習会も聴講し、指揮の面でも大変勉強になりました。

最終日の修了演奏会としてシュトゥットガルトのシュティフツ教会の礼拝で演奏されたカンタータ29番では、光栄なことにソリストとして選ばれ、バスのレチタティーボを歌わせていただきました。

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シュティフツ教会というとドイツの教会音楽界でも非常に有名な教会で、ここにソリストとして立つことが出来たのはとても幸せなことです。
礼拝でこのように演奏する場合は大抵9時前からリハーサルがあり10時過ぎに演奏という形になります。
声楽家にとっては恐ろしい条件です。
今回はそんな早朝のコンディションをうまく整えることが出来たのも嬉しい収穫でした。

明日の飛行機で日本に帰って、今週末は府中でロ短調ミサ曲の本番です。
今回の修行の成果を発揮したいと思います!

先週の土曜日はマルクトハイデンフェルトの教会での礼拝で合唱団の指揮をし、ソロも少し歌いました。
そしてなんと、この礼拝が「テレビ礼拝」としてテレビ放送されます。(放送大学みたいな感じです)

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土曜日は一日中教会にこもり、合唱団の練習や撮影のためのリハーサルにかかりきりになりました。
普段何気なく目にしていたテレビ礼拝の影にこんな苦労が隠れていたとは。。。

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前日の練習の様子。

写真 3
スポットライトで光り過ぎないように粉を顔にふられました。

この合唱団には4か月前から指揮者として関わらせてもらっていて、一か月に一度礼拝で練習の成果を披露してきました。
4か月の間に少しずつ上達していって、今回は本当に素敵な演奏を聴かせてくれました。
大きな成長に心が熱くなりました。

また、自分自身も合唱指揮者としてレベルアップしていることを実感することが出来ました。
ドイツ語での集団に対する指導にも慣れてきた実感があり、嬉しいです。
最近はわざと変な言い回しを使って笑いをとったりすることが出来るようになってきました(^^)

放送は4月3日だそうです。
僕はまだ日本にいて見ることが出来ませんが、友達に録画してもらって後で楽しみたいと思っています。
先週末のコンサートは僕にとって非常に大切なものになりました。
あの、バッハカンタータ全集を録音した世界的音楽家トン・コープマンの指揮でバッハのカンタータのソロを歌うという素晴らしい機会をいただいたのです!

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芸大のバッハカンタータクラブに在籍していた7年間、来る日も来る日もカンタータと向き合う日々でしたが、そんな中で特に参考にしていたのはトン・コープマンかバッハ・コレギウム・ジャパンのどちらかの録音でした。
そういうわけで、トン・コープマンの音楽はCDを通してもはや血肉になっている状態です。
また、3年前のライプツィヒでコープマンが指揮するバッハのカンタータの演奏を生で聴き、その信じられないぐらい生き生きとした音楽に圧倒的な感動を覚えたのを今でも覚えています。

そんなコープマンの指揮でまさかソロを歌える日が来るとは!

今回の演奏会はマインツのバロック・ヴォカールというプロジェクトの一環で、各パート3人ずつ計12人のアンサンブルで合唱と、ソロを分担して歌いました。一緒に演奏したメンバーも非常にレベルが高く、一緒に歌っているだけで、そしてまた練習の合間に交わす情報交換を通じても、非常に大きな刺激をもらうことができました。

トン・コープマンの音楽稽古は音楽作りに対する厳しさと、ストレスのない練習運営のバランスがとても優れていて、こういうところも大指揮者の能力を感じさせます。
解釈の組み立て方、装飾音の入れ方(彼は入れられるところは全て入れさせます)、レチタティーヴォの通奏低音の切り方等、細かいところを上げればきりがないほど多くのことを学ばせていただきましたが、なにより印象的だったのはやはり、彼の人柄と温かいオーラがそのまま包容力と高揚感に満ちた音楽につながっているのだなあ、ということです。いうなれば全身音楽です。そのことにいいしれぬ感動を覚えました。

いつかまた共演する日が来ることを願って、またそれを目標にして、頑張っていきたいと思います。

先週の土曜日はWasserburg am Innという小さな町でオペラガラコンサートに出演してきました。

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町の名前を直訳すると「イン川ぞいの水の砦」というところでしょうか。
蛇行する川に取り囲まれるような形になっている、中世の建物が戦争による破壊を免れてよく保存された可愛らしい町です。
ドイツ人の間では観光地として多少知られているようですが、アジア人にはあまり親しまれていないようですね。

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コンサートの会場だった市役所のホールも本当にため息が出るような美しい趣がありました。

外観
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ステージ
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客席
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近所の人たちで構成された合唱団とフラメンコグループの皆さんが大活躍で、温かい手作りの舞台が心地よかったです。
こういう感じは日本では良くあったのですがドイツではあまり無かったので、懐かしさに日本での色々な本番を思い出しました。

主催者のおばあさまは70台後半ながら語るようにして歌ういぶし銀の芸を聴かせてくださいました。
昔はウィーンやフランクフルトの劇場で活躍されていたそうです。

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ドイツでは昨日から少し寒さが和らいできました。
こんな時こそ風邪をひかないよう十分注意しなければ!
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